同性愛は死刑
2002年元日、3人の男がサウジアラビア南西の町、アブハで斬首刑に処されました。
アリ・ビン・ハタン・ビン・サアド、モハンマド・ビン・スレイマン・ビン・モハンマド、モハンマド・ビン・ハリル・ビン・アブドゥラが死刑になったのは、こんな理由からでした。
「非常に猥褻で薄汚い同性愛にふけり、婚姻関係を持ち、若者に性的虐待をしていた」ことが発覚したためです。
アムネスティ・インターナショナルによると、裁判は慣例通り秘密裏に行われました。
3人が処刑されたおもな理由は、何よりも彼らの性的嗜好にあるようです。
国際レズビアン・アンド・ゲイ協会が世界中の法律を包括的に調査した結果、同性愛が死刑の対象になる国が9ヶ国ありました。
モーリタニア、スーダン、アフガニスタン、パキスタン、チェチェン共和国、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、そしてイエメンです。
うちアフガニスタン、イラン、サウジアラビアの3ヶ国では、過去10年間の間に死刑が執行されたことがわかっています。
1979年のイランにおけるイスラム革命以来、4000人以上の同性愛者が処刑されたと推計されています。
こうした同性愛者への蛮行も、伝統的なイスラムの考えによればイスラム法に則ったものです。
コーランは同性間の性行為を明白に禁じています。
しばしば引用されるのは、コーラン第7章80~81節のくだりです。
「次はロト。
彼がその民に向かってこう言ったときのことだ、
『これ、お前たち、世界中の誰ひとりいまだかつて犯したこともないような破廉恥(男色)をしておるのだな。
お前たち、女のかわりに男に対して欲情を催すとは。
まことに言語道断な奴。』と」