テニスの上達法 7

ウォーム・アップの時に、「まだ自分のものにしていないから・・・」という理由でスマッシュを打たないプレイヤーも見かけますが、練習をしないで、どうやって自分のものにできるのでしょう。


そのショットを打たずに、そのショットの打ち方は覚えられないのです。


しかし、ひとつだけ気をつけなければならないのは、あなたが出場しようとする大会の見知らぬ対戦者に自分の弱点をさらけだすことになってしまう場合です。


もし、あなたのスマッシュがシャフトで打ったりあらぬ方向に飛んでいったりしてるのであれば、"ぼくは内角のカープが打てないから、そこには投げないでくれ"と相手のピッチャーに哀願する打者のようなものだからです。


しかし逆に、相手のスマッシュがどういうものであるのかを探りたいなら、ボレーの練習中、相手の意志に関係なく2~3球ロブを上げてみることです。


もし彼が何もせずにただボールの行方を見ているだけなら、彼のスマッシュの実力はそれほどでもないでしょう。


また、ウォーム・アップ中に相手が一向にネットに出て来ない場合は、彼はボレーが苦手である可能性が強いといえます。


ウォーム・アップをたんに身体をほぐすための数分間として考えてはいけません。


自分のストロークをスムーズにし、メンタルなプレッシャーに自分を順応させ、そして、相手の攻めてくる方法にどう対処するかを見つけ出すことです。


肝心なのは、もしウォーム・アップ中に自分の得意なショットが見つからなければ、試合が始まっても見つけることはできないということなのです。

テニスの上達法 6

自分にプレッシャーをかけるということは、さほどむずかしいことではありません。


第1にウォーム・アップ中にボールをツー・バウンドで打ったりする症候群に陥らないこと。


第2に、ボールが少しそれたからといって見送らないこと。


遠くでもボールを追いかけて、ボレーやハーフ・ボレーで相手コートに深く返球できるかやってみることです。

ウォーム・アップの時に考えなければならないもうひとつのことは、ボールの深さです。


ケン・ローズウォールは、ウォーム・アップ中にボールを深く打てれば打てるほど、試合中のプレッシャーがかかった場面においても、浅いボールを打つ確率を低くすることができる、というセオリーを持っています。


相手と実力が互角の時は、つい浅いボールを打ってしまいがちですが、こういった状況も考えた上でォーム・アップをすべきであるということです。


私も、このケンの考え方は正しいと思っています。


つまり、そのためにはすべてのショットに目的を持つことが重要なのです。


もっと具体的にいえぱ、べースラインで打っている時と同じショットを続けて打てるように努力することです。


フォアハンドのクロス、フォアハンドのダウン・ザ・ラインを何本かやり、同じパターンでバックハンドも打てるようにするといったように・・・。


そして、スマッシュの練習も忘れてはなりません。

テニスの上達法 5

私は、クレーマーがウォーム・アップでひとつもミスをしなかったのを、何度か目撃しています。


あなたがクレーマーの対戦相手だったとしたら、それを見て何を想像するでしょう。


自分は面にボールを当てることで必死なのに、彼はミスをする気配さえないのです。


クレーマー自身、ウォーム・アップ中に安定したボールを返球することで、どれだけ相手にプレッシャーをかけているかを知っていました。


しかし、それ以上に彼の最大の目標は、いかに早く試合のプレッシャーに順応するかということでした。


彼はウォーム・アップ中にできるだけ自分にプレッシャーをかけることに心がけ、そうすることで試合中にかかってくる本当のプレッシャーにすぐ順応できるようにしたわけです。


クレーマーのウォーム・アップに対するアプローチは非常に合理的ですが、彼を見本にしている人たちが非常に少ないことに私は驚いています。


クラブ・テニスで見かけるほとんどプレイヤーたちは、リラックスしながら涼し気にウォーム・アップをしていますが、いざ試合が始まると突然自分のストロークを失ってしまいます。


これは、ただボールを打っている時よりも、ひとつひとつのポイントがかかっている場合のほうがプレッシャーが大きいからなのです。


この理由でも、ウォーム・アップ中に自分にプレッシャーをかける練習が必要なのです。

テニスの上達法 4

テニスにおけるウォーム・アップは、多くのテニス・プレイヤーたちが思っている以上にずっと大切です。


この理由はあまり明らかにされていませんが、ウォーム・アップの目的はたんに身体をほぐし、正しいタイミングをつかむだけではありません。


試合に臨むための精神状態を整えるという効果もあるのです。


ウォーム・アップに時間をかけることを好むプレイヤーであっても、このウォーム・アップのメンタル面の重要性を見落とし、そのまま試合に臨んだために、たくさんのデメリットをこうむることがあります。


自分の気の持ち方によって、ウォーム・アップがどれほど大切な練習になりうるかを私に証明してくれたのが、ジャック・クレーマーです。


クレーマーは、ウォーム・アップの時でも、試合と同じように真剣でした。


べースラインでのストローク練習でも、短いボールが来たら2~3度バウンドさせてから打つということを決してせず、足を使ってすべてのストロークを試合同様ワン・バウンドで返球し、ひとつひとつのショットを完壁に打つ努力をしたのです。

テニスの上達法 3

(5)試合と同じようにプレイすること


練習でありますから、あなたは実際の試合でかかるプレッシャーにできるだけ慣れるために、あらゆることをしなければいけません。


同時に、}試合で勝つために必要なショットを打てるようにすることです。


例えば、ボレーの練習をする人たちがネット際に立らて、べースラインにいるプレイヤーめがけて打っているとします。


彼らは「別段、関係ないよ」と、さらに「ショットそのものを練習しているんだから」と言うでしょう。


たしかにそうかもしれません。


しかし、ベースラインにいる練習パートナーへ、ボールを打ち返すたびに、その人は単純に試合でも同じことをするよう、脳にプログラムしてしまっているのです。


「今日はボレーがうまく打てたのにパスされっぱなしだった」などと言うのは、そのせいです。


あなたが練習中に打つボールの90%がインプレイし続けているようだったら、あなたは自分の脳にボールをつなげることを指示してしまっているわけです。


すなわち、あなたは試合の相手に絶好のボールを送るためのトレーニングをしているのです。


(6)ハードな練習を自分に課すこと


私もこのことはとても難しいことだと理解していますが、何らかの方法で、実際の試合のときのような精神的プレッシャーを感じるようにしなければ、あなたのやっている練習のほとんどは、時間のムダと言えます。


そうしないためには、あなたの練習する時の心構えからスタートしなければなりません。


つまり、コートに出たら、できる限り一所懸命に練習するという心構えです。


最後に、私は、ロッド・レーバーが練習の時にやっていたことが好きです。河成鎮作氏によると、彼は疲れはじめると、ジュース・ブレイクをとらず、逆に自分をもっといじめました。


彼の哲学は、"練習の時に自分に厳しければ厳しいほど試合では楽になる"だったのです。

テニスの上達法 2

(2)事前に練習プランを立てること


練習の前に、何を、どんなふうにしたいか、しっかりとしたイメージを持つことです。


それぞれの目的がはっきりしていればいるほど良いのです。


ただコートに出て、何秒かウォーム・アップして"OK、ではフォアの練習をしよう"というだけでは、到底十分とはいえません。


それよりも、あらかじめ練習の手順を立てておく方がいいのです。

たとえば、ひとつのショットを10分、次のショットを10分、さらに次のショットを10分・・・という具合です。


そうしてから特定のショットを練習するべきなのです。


(3)練習メニューのなかでの優先権を決めておくこと


つまり、あなたが実際の試合でもっとも多く使うショットを優先して練習することです。


サービスやサービス・リターンを無視して、ハーフ・ボレーの練習を30分もしてはいけません。


考えてもみてください。


誰かが「ボクが今日勝ったたのは、ハーフボレーが良かったからさ」なんて言うのをあなたはこれまで聞いたことがありますか。


(4)ニュー・ボールを使用すること


クリスの父、ジミー・エバートは、クリスとの1回ごとの練習に、必ずそのつど新しいボールを2~3缶開けていたと聞きます。


その理由は、クリスに実際の試合で使用されるボールと同じ感触で練習させたかったのです。

テニスの上達法

ボールを打ちながらポータブル・ラジオやカセット・レコーダーをならし、練習するということを何気なく習慣にしてしまったクラブ・プレイヤーを、私は大勢知っています。


また、サイドをチェンジする唯一の理由を、均等に日焼けするため、と言うだけの人もたくさん知っています。


私は、その音楽や均等な日焼けに対し、何ら文句を言うつもりはありません。


しかし、コートの上で時間をムダにしているプレイヤーたちを見るのはイヤです。


練習を有効にしたいと考えているのだったら、真剣なアプローチが必要なのです。


上達につながるように、精神的な環境を作り上げることが大切だ、ということです。


では、練習を有効にする6つの方法を教えましょう。


(1)やる気のあるパートナーを見つけること


あなたには、あなたと同じくらい真剣に上達したいと思っているパートナーが必要です。


その人があなたほど上手でなくてもかまいせん。


あなたが練習しなければいけないと思っているショットに必要なボールを打ってくれるパートナーでいいのです。


そして、あなたもそのパートナーが必要としているボールを打ってあげるのです。

同性愛は死刑 2

同性愛に対する処罰については、イスラムのなかでも宗派によって考え方が異なります。

しかし、執行事例こそ少ないとはいえ、世界には死刑に処することが適切であると考える体制があることは確かでしょう。

これに反対する人々は、こうした体制はイスラムの寛容性を充分に反映していないと主張します。

ゲイやレズビアンのイスラム教徒のための団体アルファティフハ財団は、このように言っています。

「西側諸国では特にそうだが、先進的な考えを持つイスラム教徒の間で、イスラム教は進化する教えであり、今日の社会に適合しなくてはならないという気運が高まっている」。

しかし、保守的な政府にそれを納得させるまでには、まだまだ道半ばであることは間違いないでしょう。


2002年のジュネーブ会議で、国連人権委員会は、まだ死刑を廃止していないあらゆる国に対して、この刑が非暴力的行為、たとえば成人同士が合意の上で行った同性愛行為などに適用されないよう確約を促す決議を採択しました。

これを受けて、サウジアラビアは、62ヶ国を代表して決議からの離脱を望む声明を人権委員会に提出しました。


現代において、性的アイデンティティの選択が法的に禁じられている場所があると思うとショッキングですが、これは事実なのです。

死刑は同性愛に対する法的な偏見のもっとも極端な例でしょう。

しかし、世界で70ヶ国以上がレズビアン、ゲイ、両性愛者、あるいは性倒錯者を差別する法律を有しているのです。

同性愛は死刑

2002年元日、3人の男がサウジアラビア南西の町、アブハで斬首刑に処されました。

アリ・ビン・ハタン・ビン・サアド、モハンマド・ビン・スレイマン・ビン・モハンマド、モハンマド・ビン・ハリル・ビン・アブドゥラが死刑になったのは、こんな理由からでした。

「非常に猥褻で薄汚い同性愛にふけり、婚姻関係を持ち、若者に性的虐待をしていた」ことが発覚したためです。

アムネスティ・インターナショナルによると、裁判は慣例通り秘密裏に行われました。

3人が処刑されたおもな理由は、何よりも彼らの性的嗜好にあるようです。

国際レズビアン・アンド・ゲイ協会が世界中の法律を包括的に調査した結果、同性愛が死刑の対象になる国が9ヶ国ありました。

モーリタニア、スーダン、アフガニスタン、パキスタン、チェチェン共和国、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、そしてイエメンです。

うちアフガニスタン、イラン、サウジアラビアの3ヶ国では、過去10年間の間に死刑が執行されたことがわかっています。

1979年のイランにおけるイスラム革命以来、4000人以上の同性愛者が処刑されたと推計されています。

こうした同性愛者への蛮行も、伝統的なイスラムの考えによればイスラム法に則ったものです。

コーランは同性間の性行為を明白に禁じています。

しばしば引用されるのは、コーラン第7章80~81節のくだりです。

「次はロト。

彼がその民に向かってこう言ったときのことだ、

『これ、お前たち、世界中の誰ひとりいまだかつて犯したこともないような破廉恥(男色)をしておるのだな。

お前たち、女のかわりに男に対して欲情を催すとは。

まことに言語道断な奴。』と」

農業政策の不正義を止めろ

そして実際、そうなりました。

会議の初日からEUの内部文書が漏洩して、輸出補助金の撤廃について最終宣言で一切言及しないという方針がすっぱ抜かれたのです。

4日目に交渉は決裂。

おもな膠着点は、もちろん農業補助金でした。

カンクン閉幕の忘れがたい光景は、発展途上国の絶望を象徴していました。

韓国の農業経営者中央連合会の前会長だったイ・ギョンへが、抗議の割腹自殺をしたのです。

韓国農民たちは、彼の死が「WTOが世界中の農民たちをいかに死に至らしめているかを見てのものだった」とする声明を出しました。

カンクンの抗議運動家たちは、米国とEUの農業政策が途上国に引き起こしている損失例には事欠かなかったのです。

そして、世界旅行ができるご身分のわれらが牛くんたちは、その焦点にありました。

牛への助成金と世界の貧民の所得との比較がEUを苛立たせたことは明白。

農業担当委員のフランツ・フィッシュラーは、この指摘に対して「不誠実かつ見当違い」と苛立たしげに切り返しました。

彼の反駁はさらに続きます。


「確かに、先進国ではさまざまなことに金を使っている。

しかしそれはわれわれが愚かだからではなく、生活水準が高いからだ。

次の批判はいったい何だ?

アフリカに援助金を送るかわりに政府が病院のベッドに、金のかかる防音壁に、公園のこぎれいな樹木に公金を使っていると批判するのか?

世界中いかなる社会にも、どんな公益やサービスが自分たちにとって重要か、選ぶ権利があるはずだ」。


わたしたちは、まさに選べるからこそ、賢くそうしなければなりません。

しかし、カンクンでの劇的な出来事が両者に歩み寄りの気運を高めるだろうとの見方もあります。

カンクンでは、途上国がWTOにおいて真に力を持てることが示され、多くの政府に自信をもたらしました。

しかし彼らがその力を生かそうとしなければ、先進国の農業政策の由々しき不正義は続くでしょう。

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